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アロマテラピーへの危惧

最近、アロマテラピーの精油(植物から抽出する100%天然の芳香成分)を原液塗布したり、飲用するといった使用方法で解毒するという行為が流行っています。

精油の原液塗布が許されている(皮膚への副作用があまり無い)精油は数種類あります。

しかしながら、しっかりとした知識がある人はいいですが、ない人は避けてください。

精油は水蒸気蒸留法(蒸気を植物に当てて、その蒸気を冷やしてできた液体は水と油に分かれます。油の方を精油またはエッセンシャルオイル・水の方をハーブウオーターと言います)や圧搾法(果実の皮などを圧搾機にかけて絞る)という方法で抽出されます。
精油の薬効成分は濃縮されています。ですので、副作用(皮膚がヒリヒリしたりかぶれたりシミになったり、重いものは内臓やホルモンにも影響がでます)があるものもあるので、安全に楽しんで頂く為にも原液での使用は避けてください。



世間には様々なサロンがあります。

アロマテラピーを個人で楽しむのは自由です。なので自己判断で勝手にしたら良いのですが、お客様に提供する側として、安易に原液塗布を提供するサロンは利用するのは少し考えた方がいいです。

ましてや原液を飲用するのはリスクが高すぎます。


経皮吸収率は場所によって変わります。
一番高いのは粘膜(目・口・内臓・性器)。
一番低いのは掌や足裏です。

飲用するとなると、一番吸収率が高い。高いということは、効果的であるということです。

私の勉強したなかでは、様々な病気に対するアロマテラピーもあります。お薬と同じ扱いになります。経口投与(飲用)・舌下・カプセルでの服用など。

お薬と同じ。

そうなのです。

漢方もそうですが(漢方の方がお薬っぽいイメージですね)精油は今の薬というものができる前から利用されており、お薬の原点なのです。

お薬は、漢方やアロマテラピーなどの人体にとっての有効成分だけを真似て作られた合成のモノと言う事です。


ですので精油を経口投与する場合、その精油が混じりけがなく、さらに成分がちきんとしたものでなければなりません。